おあがりて日記

2017/10/30

はぜかけを終え、脱穀作業に

はぜかけ

はぜかけとは、昔ながらの天日干しのこと

おあがりては、稲刈りの後に、はぜかけを行います。はぜ足と呼ばれる3本の木を槌で打ち込み、はぜ棒を乗せ、高さを決めたら縄で倒れないように縛ります。台風の季節でもあるので、風が吹いて倒れないように、かなり念入りに足と棒を括り付けます。

穂が田んぼの土に触れてしまわないように、人間で言う脇の高さで作り上げます。稲のかけ方は、先人の知恵を拝借し、束ねられた稲を2対8に分けて棒に2段重ねでかけていきます。そうすると、不思議なことに多くの稲がはぜかけにかかるので、昔の人もよく考えたなと感心させられます。5対5ではぜかけするより30%は多く稲をかけられます。

脱穀作業はコンバインを使わずに脱穀機を使う

天日干しを1週間ほどで終えて、脱穀作業に入ります。脱穀機(ハーベスター)は稲をまとめて通し、稲が機械を通過したらお米の部分だけ取り除かれます。とても便利な世の中になりました。しかし、脱穀機ではなく、コンバインはもっと便利で、稲刈り→脱穀→乾燥まで自動で行います。

私たちはコンバインを使用せず、天日干しの、はぜかけ→脱穀機を選び、手のかかったこだわり米を作っています。それを選んだ理由として、コンバインの電気熱よりも自然の天日干しのほうが、お米に優しく、太陽の自然光のほうが温かみのある自然な味わいになるのではないかと考えているからです。さらに、昔ながらの製法や伝統を未来に継承していくことも必要だと思っています。

村の小学生の稲刈り体験があるので、田んぼの隅の一箇所を稲刈りせず残し、小学生に体験してもらい、そしてはぜかけを見てもらう。子どもたちが大人になり、農業に従事することになった場合、「はぜかけってあったな」と思い出してほしいです。

はぜかけ

はぜかけ

はぜかけ